デブ野郎・不健康野郎のための知識から美Bodyを目指す!健康ブログ

現在、理学療法士として病院でリハビリを提供させていただいている大和と申します。栄養・運動・ダイエットなどなど健康に関する情報を提供し、少しでもみなさまのお役に立てればと思って書かせていただいてます...

甘党のための糖尿病予防の話

 

こんにちは!!!

大和です!!!

 

 

このブログを書き始めるのに

30分以上かかってしまいました…。

 

 

shiftキー+Caps Lockキーを同時押しで

なんか大文字英字で固定されてしまって…

 

 

知らずに押していたので解決方法が分からず

無駄な時間を過ごしました。

 

 

パソコンにもっと詳しくならねば

と思った限りです。

 

 

本日は糖尿病について!!!

よろしくお願いします。

 

 

◎本日の内容

 

糖とは

 

 

少し糖質の役割について

お話させていただきます。

 

 

 

最初に糖とは 

三大栄養素のひとつ。

単糖を構成成分とする物質の総称。

穀類、芋類などに多く含まれる。

単糖類」、「糖類」、「多糖類」の

3種類に大別される。

エネルギー源として最も重要な役割をもち、

アミノ酸・糖たんぱく質・糖脂質・

核酸成分などの構成成分として

力を発揮するほか、グリコーゲンに合成され

肝臓・筋肉に貯蔵、中性脂肪として体内に貯蔵、

血糖の生成・維持などの作用をもつ。

引用元:コトバンク

 

ここに記載されている「単糖類」は

果物などに多い果糖やブドウ糖のことを、

「小糖類」は砂糖などのことを、

「多糖類」は穀物類や芋などの

ことを指します。

 

 

ちなみに余談ではありますが、

ブドウ糖はなぜブドウ糖というか

ご存知ですか?

 

 

果実のぶどうに多く含まれている

ことかららしいです(笑)

そのまますぎますね(笑)

 

 

糖質の役割

 

糖質は体を動かすエネルギー

役割を担っています。

 

 

この図をご覧ください。

f:id:yamato0:20180203222740p:plain

引用元:http://www.suzugamine.ac.jp/arinobu/gakusyuu/toushitsu.pdf

 

 

こちらのグラフは

水分を除く食事全体の栄養素の構成が

どうなっているのか、

成人男性における体を作っている栄養素の

構成がどうなっているのかを表しています。

 


ここから分かるように

糖質は食事組成で

約60%も占めているが、

体組成としては、

1%程度でしかありません。

 

これは糖質は毎日の食事では

多く摂取しているが、

日々エネルギーとして

消費されていることを

示しています。

 

 

糖を利用することで蛋白質からの

エネルギー供給を最小限にする役割も

持っています。

 

 

また赤血球や脳は、糖を

唯一のエネルギー源としています。

 

 

頭を使うと甘いものを食べたくなるのは

こういったことが理由なのでしょう。

 

 

糖尿病とは

 

糖について少しご理解

いただけたところで

次に糖尿病について

お話しようと思います。

 

 

これは以前の記事でも

触れているのでご参照ください。

 

 

yamato0.hatenablog.com

 

簡単に説明させていただくと

血液中の糖分が過剰にあり、

腎臓が処理しきれずに尿中に糖が

混入してしまうことを指します。

 

 

お腹が空いているときの血糖が126(mg/dl)以上

食後2時間後の血糖が200(mg/dl)以上

常に血糖200(mg/dl)以上

ヘモグロビンA1c(HbA1c6.5%以上

の時に糖尿病と診断されます。

 

 

また糖尿病は病型により

分類することが出来ます。

 

 

大きく一型糖尿病と二型糖尿病に

分類できます。

 

 

一型糖尿病とは何かと言うと、

膵臓にあるインスリンを

作り出す細胞が何らかの原因で

作り出せないことから発症します。

 

 

インスリンは血糖値を下げる作用を

もっているホルモンです。

 

 

二型糖尿病とは

運動不足や肥満、ストレスが

原因として挙げられます。

いわゆる生活習慣病とは

2型糖尿病のことを指します。

 

糖尿病が人体に与える影響

 

 

次に糖尿病が人体に

与える影響についてです。

 

 

糖尿病の症状として

口渇こうかつ、多飲、多尿、多食、体重減少、

体力低下、疲労感、易感染などがあります。

尿に糖が多量に排泄されるため

甘い匂いで発見されることもあります。

 

 

ここで糖尿病が発症することで生じる

デメリットを挙げていきます。

 

 

「生活習慣による死亡リスクの調査」によると、

糖尿病にかかっている場合死亡のリスクが

1.64倍になることが分かっています。

引用元:https://www.ishamachi.com/?p=1116

 

糖尿病の人はそうでない人に比べて

心筋梗塞になるリスクが3倍ほど高い。

アメリカでは糖尿病患者の7割が心筋梗塞

脳梗塞で命を落としています。

引用元:http://complications.xyz/lp/

 

糖尿病既往なしの人と比べ、

糖尿病既往ありの人では

何らかのがんにかかる危険性が男性で1.27倍、

女性で1.21倍ほど高くなり、

糖尿病と診断されたことのある人はない人に比べ

20-30パーセントほど、後にがんになりやすくなる

傾向のあることがわかりました。

引用元:国立研究開発法人 国立がん研究センター

 

など死に直結するリスクが

高くなることが分かります。

 

 

また糖尿病で恐ろしいのは三大合併症と

言われている3つの合併症です。

 

 

糖尿病の三大合併症

 

 

血糖値が高い状態が続いてる

というのが糖尿病になる訳ですが

その状態だけをみるとさほど問題ありません。  

しかし恐ろしいのは合併症です。

 

 

血糖値が高い状態が続くことで、

血管が詰まったり破れたりし、

合併症を引き起こしてしまうのです。

 

 

その中でも有名な3つが

「糖尿病性神経障害」

「糖尿病性網膜症」

「糖尿病性腎症」

の3つで三大合併症と言います。

 

 

これらは細い血管が

詰まることで生じるのです。

 

 

糖尿病性神経障害は

末梢神経に障害が生じます。

末梢神経障害の症状は

痺れや触られている感じが

分かりにくくなるなどといった

異常な感覚に陥ります。

 

 

これは末梢(手足や指)の

細い血管の詰まり、

血流が悪くなることで生じます。

重症化すると抹消が死んでしまう

壊疽」という状態になり

手足を切断しないといけなくなります。

 

 

糖尿病性網膜症は

目の網膜に障害が生じます。

目の毛細血管に障害が起きて、

出血などを起こしてしまいます。

悪化すると網膜剥離や失明に

いたることもあります

 

 

糖尿病性腎症は腎臓に障害が生じます。

腎臓には糸球体と呼ばれる

細かい血管の集まったところがあり、

そこの血流が悪くなります。

すると腎臓の機能が低下してしまいます。

 

 

腎臓は尿を作る臓器になっています。

尿を作り、毒素を体外に出すのですが

腎機能が低下すると尿が生成できなくなり、

体に毒素が溜まっていきます。

 

 

糖尿病性腎症は最悪の場合、

腎蔵の機能が停止してしまい、

透析療法が必要になります。

 

 

透析療法とは簡単にいうと

人工で体の中の血液を綺麗にする

治療です。

 

 

血液には常に毒素が溜まっていくため

腎機能が停止した方は

週に3回、透析療法を

受けなくてはなりません。

 

 

しかも一回に4時間程度かかります。

 

 

以前勤めていた病院では

透析療法を行なっていたのですが、

患者様の声を聞くと

かなり疲労感が残るみたいです。

 

 

しかも爪楊枝ぐらいの太さの注射を刺し、

そこから血液を綺麗にする機械へ

血液を送るだとか…

 

 

聞いている話ではかなり恐ろしいです…

 

 

このように糖尿病自体が

恐ろしいと言うよりは

糖尿病による合併症が恐ろしいのです。

 

 

ではどのようにして

予防すればいいのでしょうか?

 

 

糖尿病の予防と対策

 

 

やはりここでも推奨されているのは

食事と運動です。

 

 

まず目標としてBMI(Body Mass Index)が

22になる体重を目指しましょう。

肥満、体重増加が糖尿病発症リスクと

大きく関わっていることは

糖尿病診療ガイドラインでも

明らかにされています。

 

 

BMIが22は標準体重と呼ばれ、

一番病気にかかりにくいと

言われています。

 

 

なので理想は22、

できるだけ18.5から24.9以内を

キープしましょう。

 

 

また運動では週に150分以上速歩をする者は

糖尿病リスクが低いことが分かっています。

 

 

そのような有酸素運動だけでなく、

筋力トレーニングを組み合わせ、

両方行なったほうが

さらに糖尿病発症リスクを

低下させることが分かっています。

 

 

また食事内容では食物繊維や

全粒穀物(玄米など)の摂取で

糖尿病発症リスクが低下することが

分かっています。

 

 

もう一つ面白い結果が出たな

と感じたのが飲酒についてです。

 

 

お酒は全然飲まないより、

少し飲んだほうが

糖尿病発症リスクが低下するそうです。

適正範囲内での量が

望ましいとされています。

 

 

これらのことに気をつけるような

生活習慣を作っていければ

かなり発症リスクは低下すると思います。

 

 

生活習慣の修正により

糖尿病は予防出来ることが

糖尿病診療ガイドラインでも

科学的に証明されています。

 

 

少しずつでも生活習慣を

改善していきましょう。

 

 

本日はここまでっ!!

 

 

ご覧いただき

ありがとうございました。